デジタルマイクロスコープのモニターについて

今回は、デジタルマイクロスコープを選ぶ際のチェックポイントになる「モニター」について、特徴や種類などを解説しています。それぞれのモニターの特性を理解して、デジタルマイクロスコープの比較検討をしていきましょう。

デジタルマイクロスコープのモニター出力タイプ

モニターダイレクトタイプ

モニターダイレクトタイプは、文字通りマイクロスコープが直接にモニターへ接続されているタイプの製品です。大画面のモニターへマイクロスコープで撮影した様子を投影できるため、細かい部分でも大きく映し出してチェックしやすいことがポイントです。
また、モニターの設置場所やサイズを工夫すれば複数人が一度に画面を見られるため、ダブルチェックや検討時にも利便性が高いでしょう。
反面、モニターへそのまま接続されるため画像の保存が行えないといったデメリットもあります。そのため、あくまでもリアルタイムの目視に適しているタイプです。

パソコン接続タイプ

マイクロスコープをパソコンへ接続して、パソコンから別のモニターへ画像を出力したり、パソコンの画面に映像を投影したりするタイプです。マイクロスコープが映している様子をパソコンで保存できるため、チェックの品質を高めたい場合や、記録として保管したい場合はパソコン接続タイプを選択することになります。
また、デジタルマイクロスコープの種類によっては計測ソフトを併用して、観察範囲の状態や形状を3次元的にリアルタイム計測できるものもあります。
画面の倍率調整などもパソコンで操作できるため、応用範囲が広いといった点もメリットです。

ハンディタイプ

ハンディタイプのデジタルマイクロスコープは、マイクロスコープとモニター画面が一体になっている製品です。気になる部分を自由に拡大・観察できるため、美容分野や医療分野を始めとして様々なジャンルで活躍しています。また、ハンディタイプのデジタルマイクロスコープであれば気軽に持ち運べて、任意の場所で使用できることもメリットです。
観察できるモニターの画面サイズに制限があり、観察したい場所や角度によって使いやすさも変化しますが、同じような条件下で観察倍率が50~200倍程度になっているのであれば、ハンディタイプがおすすめというケースも少なくありません。

それぞれの用途にあったものを選ぼう

デジタルマイクロスコープの導入メリットを最大化するためには、使用環境や目的といった条件に合わせて適切なモニターを選ぶことが必要です。
一時的な観察なのか、記録として情報を保存すべきなのか、あるいは誰がマイクロスコープを操作して誰が画面をチェックするのかなど、細かく用途やニーズを考えた上で製品適正を考えていくようにしてください。

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