デジタル顕微鏡とは?光学顕微鏡との5つの違いや選び方を解説

デジタル顕微鏡は、従来の光学顕微鏡とは異なり、接眼レンズを利用せずに、デジタルカメラを通じてサンプルや試料を観察する顕微鏡です。

本記事では、デジタル顕微鏡の特徴や光学顕微鏡との違い、選び方を詳しく解説します。デジタル顕微鏡の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

デジタル顕微鏡とは?

デジタル顕微鏡とは、接眼レンズを使う光学顕微鏡とは異なり、組み込まれたデジタルカメラを利用してサンプルや試料を観察する顕微鏡の一種です。

このデジタルカメラによって、観察対象がモニター上に映し出されるため、複数人で同時に観察を行え、効率的な研究や検査を可能にします。

デジタル顕微鏡と光学顕微鏡の5つの違い

デジタル顕微鏡と光学顕微鏡には、以下のような5つの違いがあります。

  • 観察する方法
  • 情報共有のしやすさ
  • 目への負担
  • 被写界深度
  • 観察する目的

ここでは、それぞれの違いについて詳しく解説します。

観察する方法

光学顕微鏡の場合、観察者は接眼レンズを覗き込んで対象物を観察します。複数の対物レンズを使い分けることで、高い倍率での観察が可能です。

一方デジタル顕微鏡は、光学レンズに加えて画像素子を利用しているのが特徴です。これにより、対象物の画像をモニター上に映し出して観察します。

なおデジタル顕微鏡であれば、低倍率から5,000倍以上の高倍率まで、幅広い範囲の観察が可能であり、倍率の切り替えもスムーズに行えます。

情報共有のしやすさ

デジタル顕微鏡は、対象物がモニターに表示されるため、複数人で同時に観察することが可能です。これにより、リアルタイムで情報を共有しながらディスカッションを行うことができ、研究や検査の効率が大幅に向上します。

光学顕微鏡はサンプルや試料を1つずつ観察する必要があるため、デジタル顕微鏡に比べて情報共有には時間と手間がかかります。

目への負担

光学顕微鏡は長時間利用すると目が疲れやすくなるのに対し、デジタル顕微鏡はモニターを通じて観察するため、目への負担を軽減できます。さらにカメラを自由に操作して多角的に観察できるため、観察の幅も広がります。

被写界深度

光学顕微鏡では、ピント合わせが難しい場合がありますが、デジタル顕微鏡は被写界深度(ピントの合う範囲)が深く、ピント合わせが容易です。また立体的な対象物でも、ライブ画面上でしっかりとピントの合った状態で観察できるため、高倍率でも解像度の高い映像を映し出せます。

観察する目的

デジタル顕微鏡は、大人数で同時に観察したい場合や多角的に観察したい場合、早急に情報を共有したい場合におすすめです。

そして光学顕微鏡は、遺伝子の動きや細胞の詳細な構造を直接観察したい場合に向いています。それぞれの特徴を理解し、目的に応じて適した顕微鏡を選ぶことが重要です。

デジタル顕微鏡を選ぶときの4つのポイント

デジタル顕微鏡を選ぶときのポイントは、主に以下の4つです。

  • 利用目的
  • 種類
  • 機能や性能
  • 給電方式

ここでは、それぞれのポイントについて解説します。

利用目的

デジタル顕微鏡は、目的によって適したモデルが異なります。工業製品の品質管理や研究所での微生物観察、教育現場での利用など、具体的な利用シーンを考慮して選ぶことが大切です。特定の目的に特化したモデルを選ぶことで、より効果的な観察結果が得られるでしょう。

種類

デジタル顕微鏡は大きく分けてデスクタイプとハンドタイプの2種類があります。デスクタイプは屋内での長時間利用に適しており、高精度な観察が可能です。

そしてハンドタイプは、軽量で持ち運びが簡単で、屋外での調査や現場での利用に便利です。それぞれの特徴を理解し、利用環境に合ったタイプを選びましょう。

機能や性能

デジタル顕微鏡の選定には、機能や性能も重要なポイントです。オートフォーカス機能や高倍率ズーム機能、画像の保存機能、モニターの有無など、自分の目的に適した機能や性能が備わっているか、導入前に必ず確認しましょう。

なお利用頻度や目的に応じて、高解像度や長時間の連続利用が可能なモデルを選ぶことで、効率的な観察や研究につながります。

給電方式

デジタル顕微鏡の給電方式も選定のポイントです。屋内での長時間利用には、安定した電源供給が可能な電源コードタイプをおすすめします。一方、屋外での利用や持ち運びを考慮する場合は、バッテリー式や充電式のモデルが便利です。

デジタル顕微鏡でより効率的に研究しよう!

デジタル顕微鏡は、従来の光学顕微鏡とは観察方法が異なります。光学顕微鏡では接眼レンズを覗き込んで観察を行いますが、デジタル顕微鏡ではデジタルカメラを通じて映像を観察します。

デジタル顕微鏡の大きな利点は、複数人での同時観察が可能なことです。モニター上に映し出された映像を、複数人で同時に見ることができるため、議論やアイデア交換をスムーズに行えます。これにより、研究の効率を大幅に向上させられるでしょう。

アクティブウェーブでは、幅広いニーズに対応できるデジタル顕微鏡のラインナップを取りそろえています。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、各企業や研究所の目的に応じたソリューションを提供します。また同等性能の他社製品と比較して、半額以下という価格設定も魅力の一つです。

デジタル顕微鏡の導入を検討している方は、ぜひ一度、アクティブウェーブの製品をチェックしてみてください。

同等性能で半額以下
業界屈指の高パフォーマンス
お問い合わせはこちら

アクティブウェーブ

アクティブウェーブ

私たちの特徴は、エントリーからハイエンドまで、お客様の要望に合わせて最適化した提案が可能であることです。同等性能で半額以下のコストパーフォーマンスにより、高い顧客満足にコミットします。また、高性能ズームから超長距離ズーム、電動ズームまで、40種類以上の業界最大のレンズラインナップを持っています。国・公・私立大学、独立行政法人、大学共同機関法人、官公庁等を含む3,000社以上の企業に納入実績があります。さらに、リースによる導入も可能です。

関連記事

特集記事

TOP